01校長から

  • 2022年01月28日(金)

    梅の花

    二十四節気の一つ大寒は過ぎましたが

    今は一年中で最も寒い時期を迎えています

    そんな中ですが

    本校にある梅は可憐な花を咲かせ始めています

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    冷たい風に吹かれながらも

    枝先に咲いている花に

    早春の息吹を感じました。

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    私たちも寒さに負けず

    元気に過ごしていきましょう!

  • 2021年03月31日(水)

    校長室から ~ありがとうの花束~

    3学期に,生活デザイン科3年生の「生活と福祉」の授業で,

    「三角巾による救急法実習」の技術指導に入らせてもらいました。

    授業で生徒と関わることは,教員にとって一番の喜びです。

    専門の教科が福祉と看護なので,とても嬉しく思いながら参加しました。

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    授業終了後,驚いたことに,

    折り紙で作った花束,大島紬のあずま袋,

    そしてメッセージ付きのスイーツの贈り物が待っていました。

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    専門教科の家庭科で学んだ技術を生かしたそれぞれの贈り物と,

    心を込めて準備してくれた優しさに胸が熱くなりました。

     

    3月末,定年退職を迎える理科の教員にも,

    最後の授業で,生徒から感謝のサプライズが贈られたと聞きました。

    垂水高校生の思いやりが,温かく心にしみる出来事でした。

     

    修了式,離任式が終わり,学校は新年度に向けて動き始めました。

    正門横の桜やつつじは,春の陽射しに美しく咲き誇っています。

    垂水高校の生徒達の心は,それに負けないくらい美しいと思います。

    教員生活最後に,優しい「ありがとうの花束」をもらうことができました。

    思いやりと優しさに満ちた生徒達に,心から「ありがとう!」

    精一杯の感謝を込めて,令和2年度の校長室の扉を閉めます。

    ありがとうございました!!

  • 2020年08月18日(火)

    秋の気配? ~校長室から~

    立秋が過ぎ,暦の上では秋の入口とはいうものの,

    まだ『残暑』とは言いがたい連日の暑さです。

    そんな中,日直代行員さんが栗の枝を届けてくださいました。

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    緑色のイガはまだ少し柔らかさを残しつつも,

    ピンピンと尖り,中の実をしっかりと守っています。

    8月11~17日のリフレッシュウィークを終えて,

    学校も少しずつ2学期に向けた動きを始めています。

    部活動に汗を流す生徒。

    勉強がはかどるからと登校する生徒。

    そして,

    履歴書書きや面接練習など,進路へ向けた準備に忙しい3年生。

    8月28日(金)の中学生1日体験入学,

    9月5日(土)の第73回体育祭と,

    生徒達の活躍する場が近づいています。

    緑色の栗のイガのようにピンピンと,

    若いエネルギーで,これからに挑む垂水高校生の

    頑張りを期待したいと思うことでした。

  • 2020年06月18日(木)

    発掘されたタイムカプセル ~校長室から~

    6月17日(水)に,学校のブロック塀を工事している業者さんが,

    「工事現場から,こんなものが出てきました」と,

    事務室に小さなガラス瓶を持ってこられました。

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    瓶の中には,折りたたまれた手紙がいくつも入っています。

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    卒業の時に,卒業生が埋めたタイムカプセルのようです。

    「〇年後に,一緒に掘り返そうね」と約束を交わしながら,

    笑顔でガラス瓶を埋める生徒たちの顔が目に浮かびました。

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    発掘された瓶は,校長室に大切に保管してあります。

    「私たちのタイムカプセルだ!」と気づいた卒業生が,

    懐かしい思い出と出会うために,

    垂水高校を訪れてくださる日をお待ちしています。

  • 2020年05月15日(金)

    生徒の声が響く学校  ~校長室から~

    5月11日(月)から授業を再開し,学校に生徒の元気な声が戻ってきました。

    20人を超える学級は,普通教室より広い特別教室で授業をしています。

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    〔多目的教室で,英語の授業中〕

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    〔物理教室で,フードデザインの授業中〕

    身体的距離は2m間隔を確保して,教室の換気をして,

    マスクをして,手洗いをして‥‥全校で感染防止対策に努めています。

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    ファッション造形基礎の授業では,作業台も1人1台。

    臨時休業期間に実習が出来なかった分,集中力もものすごく,

    全員が脇目も振らず,各自の製作に没頭しています。

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    華道・茶道・陶芸という,生活文化の授業も再スタート。

    玄関ホールに,生徒の生けた花が飾られるようになりました。

    部活動も再開して,元気な声や明るい笑顔が学校に満ちあふれています。

     

    そんな様子を見ていると,生徒の元気な声が響く学校こそが,

    私たち教職員の『力の源』になるのだと感じています。

    楽しく学び,伸び伸びと成長できる学校であり続けたいと,

    生徒と教職員が,今日も一緒になって頑張る垂水高校です。

  • 2020年04月10日(金)

    今,乗り越える  ~校長室から~

    新学期が始まって1週間。

    学校の正門横の桜は三分咲きで,これからが楽しめそうです。

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    学校には,久しぶりに生徒の元気な声が飛び交っています。

    「おはようございます」,「こんにちは」と元気に交わす挨拶。

    「〇〇をしてくれて,ありがとうね」と先生に言われて,少し照れた笑顔。

    次の授業に向けて,急ぎ足で移動教室に向かう足音。

    これまで当たり前であったこれらの風景が,

    1か月の一斉臨時休業を経験した目には,なんと貴重にうつることか。

    今日も桜島の灰が降っていますが,それも日常。

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    コロナウイルス感染症の蔓延で,常であることが難しくなりつつある今。

    だからこそ大切な「日常」を守るために,一人一人が

    感染防止に努めてほしいと,全校生徒に熱く語った今朝でした。

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    桜は,冬に一定の低温環境に置かれることで美しく咲くそうです。

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    私たちも,今,不安や不便の中に日々を過ごしていますが,

    それを乗り越えた時に,もっと人として成長していることでしょう。

    大切な人を,大切な日常を,大切な自分を守るために,

    今の自分にできることを,確実にやり遂げる。

    垂水高校生には,きっとできると信じています。

  • 2020年03月12日(木)

    卒業式を思い出に ~校長室から~

    新型コロナウイルス感染症によって,世界全体が激動の渦に巻き込まれているような日々。

    県立高校は3月2日から一斉臨時休業になり,3月2日(月)の卒業式は卒業生と教職員だけという異例の形で行いました。

    「旅立ちの日を思い出に残るものにしてあげたい」という教職員の思いは,いずれも同じ。

    垂水高校では,広報係の職員が会場2か所で卒業式の様子を動画で撮影。

    卒業式終了後の退場前には,全員で写真撮影を行いました。

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    会場で子どもの晴れ姿を見ることが叶わなかった保護者に向けて,生徒達は素晴らしい笑顔を見せてくれました。

    卒業の日から10日あまり。卒業生の手元には,卒業式の動画と,記念写真が届いたことでしょう。

    垂水高校の先生方からの愛情も一緒に,心に届いてくれたら嬉しいと思っています。

    前例の無い卒業式になりましたが,これも思い出のひとつ。

    どんなことも糧にして,これからの人生を晴れ晴れとした笑顔で生きていってください。

    元気で優しく,頑張り屋だった卒業生の前途に幸多かれと祈っています。

  • 2020年03月06日(金)

    ピンチをチャンスに ~校長室から生徒の皆さんへ~

     3月2日(月)に卒業生と教職員のみで卒業式を行い,「卒業式ができただけでも良かった」と話す,卒業生の笑顔に救われる思いがしました。

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     一方,在校生は先輩を送り出す機会が無いまま,2日(月)から学校は臨時休業。1年間のまとめの時を,課題に取り組んで過ごすことになりました。

     4日(水)に,1・2年生の生徒達には担任・副担任から電話連絡を入れました。健康状態の確認や,課題の進み具合などについて話してもらいましたが,急に始まった臨時休業の日々を,ほとんどの生徒達がしっかりと受け止め,課題に取り組みながら過ごしているようでした。

     新型コロナウイルス感染症という,思いもよらない出来事によって始まった日々ですが,こんな時こそ,ピンチをチャンスに!

     課題に取り組むだけでなく,自分の読みたい本に没頭したり,テレビや新聞を見て社会情勢に視野を広げたり,家事を手伝って生活スキルを向上させたりなど,この時間を,自分の人間的な幅を広げる機会にも使ってほしいと思います。小・中学生の弟や妹がいる人は,兄・姉として支える立場になり,保護者をサポートすることもできるでしょう。

     どんな出来事も,自分の成長の糧にならないものはありません。与えられた時間を無為に過ごすのではなく,後で振り返った時に「大変だったけれど頑張れた」と思える時間にしてください。

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     来週も,担任・副担任からの電話連絡をする予定です。体調管理を心がけ,皆さんが元気で頑張っている様子を聞かせてください。

     

  • 2019年12月11日(水)

    同窓生からの贈り物 ~校長室から~

    12月11日(水)に,昭和40年に卒業された同窓生が来校されました。

    卒業後初めての普通科同窓会を11月6日に開催されたとのことで,

    「その際の余剰金を在校生のために使ってほしい」というお話でした。

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    同窓会ではアルバムなどを持ち寄って,55年ぶりの旧交を温めたそうです。

    現在の体育館の場所にあったテニスコートで競技に明け暮れた日々や

    3年時に完成した新校舎で過ごした思い出などを話してくださいました。

    寄付の文書にある「我が母校 鹿児島県立垂水高等学校」の言葉に,

    同窓生の皆さんの懐かしくも温かい3年間の思い出と,

    現在の垂水高校を応援したいという熱い思いを感じることでした。

    頂いたお金は後輩である在校生のために,有効に使わせていただきます。

    母校を見守ってくださる同窓生の皆さん,本当にありがとうございました。

     

     

     

     

  • 2019年09月26日(木)

    秋来ぬと  ~校長室から~

    「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが,

    彼岸花が咲き,彼岸を過ぎても30℃を超える日もある9月末。

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    これまでは教室に空調設備が無かったため,

    赤い顔で汗を拭きながら勉強する生徒の姿に胸を痛めていました。

    しかし!

    同窓会の御支援で空調設備が整えられた今は,

    涼しげな顔で,黒板に集中する生徒の姿を見ることができます。

    「過ごしやすいです」,「身体が楽です」との生徒の声も聞かれます。

    本当に有り難いことだと,感謝でいっぱいの今年の秋です。

     

    放課後の被服実習室では,生活デザイン科の生徒達が

    文化祭でのファッションショーにむけて,被服製作の真っ最中です。

    浴衣,ワンピース,シャツ,ドレス‥‥

    ファッションショー当日の晴れ姿を夢見て頑張っています。

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    文化祭が,10月18日(金)・19日(土)に迫ってきました。

    それぞれの所で,それぞれに頑張る垂水高校生に,エールを送る秋です。

  • 2019年07月26日(金)

    伸びる力  ~校長室から~

    夏季課外に取り組んだり,家庭科技術検定を受けたりと

    身も心も,『熱い夏』を過ごしている垂水高校生が,

    1学期の間にいろいろな場面で発した言葉を紹介します。

     

    その1 「地域の方々から見守られ,支えて頂いていることへの感謝の気持ちを忘れず,精一杯頑張り,地域に貢献できるよう努力したい。」

    垂水の子供達を支えるために組織された『あしなが100人委員会』から,

    入学お祝い金を頂いた1年生の言葉です。

    他者の思いに『感謝』を感じ取れる素直な心は,

    自分の行動を変えていくエネルギーになると感じられる一言でした。

     

    その2 「中学校の時は人数が多く,自分の意見を言うことが少なかったが,高校に入学してから,自分の意見をはっきり言えるようになった。」

    6月に入学後の感想を聞いた時の,1年生の言葉です。

    高校入学後の自分の成長を『自覚』できているからこそ,

    これからもっと伸びられると期待できる一言でした。

     

    その3 「頑張れよ。任せたからな。」

    1学期末に行われた新生徒会役員任命式の後,

    1年生の新生徒会長に対して,旧生徒会長の3年生がかけた言葉です。

    体育館のステージ上で,肩をたたきながらさりげなくかけたこの言葉は,

    緊張する新生徒会長への『思いやり』を感じさせる一言でした。

     

    『一人一役』で,一人ひとりが主役になる機会が多い垂水高校の生徒達。

    「自分を変えたい」と,新しいことに挑戦する生徒もたくさんいます。

    それらの経験がそれぞれの生徒達を,

    しっかりと成長させていることを感じる1学期でした。

  • 2019年07月01日(月)

    同窓生のきずな  ~校長室から~

    6月26日(水)に,4人の卒業生が学校を訪問してくださいました。

    昭和43年3月卒業生の古希同窓会を,5月25日に開かれたそうで,

    「その際の残金を,生徒のために使って欲しい。」とのお話を頂きました。

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    当時は,普通科3学級・家政科1学級で209人の同級生がいたことや,

    今の体育館の場所にテニスコートがあったことなど,

    まるで昨日のことのように,懐かしいお話をたくさんしてくださり,

    高校生の青春の日々は,いつまでも輝き続けているようでした。

    いただいたお金は,現在の在校生が同じように

    輝く高校生活を送れるよう,有効に使わせて頂きます。

    母校を見守ってくださる卒業生の皆さん,本当にありがとうございました!

  • 2019年06月14日(金)

    伸ばしたい 若い力  ~校長室から~

    垂水高校の正面玄関前には,大きなソテツの木がどっしりと生えています。

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    6月になると,新しい葉がにょきにょきと伸びてきました。

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    最初はイソギンチャクの触手のように見えていた葉が,徐々に広がって‥。

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    くるくると先端を巻いた葉はまだ柔らかく,とても可愛らしいものです。

    そんな葉も,1日1日と伸びて広がっていき‥。

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    5日ほどの間に,葉先までピンと伸びた,緑も鮮やかな葉になりました。

     

    令和元年度が始まって2か月。

    各学年が,それぞれの課題や目標を持って活動を始めています。

    6月10日(月)には,新しい取組である『学科朝礼』を初めて開きました。

    普通科は,「普通科の強みと弱みをみつけ,改善策を考えよう」のテーマで

    学年ごとのグループに分かれてワークを行いました。

    生活デザイン科は,「家庭科技術検定への取組」等について,

    3年生2人がパワーポイントを用いて発表しました。

    それぞれの学科が持つ特長を生かし,

    学科ごとに工夫を凝らした学科朝礼になりました。

    若いソテツの葉が伸びていく姿のように,

    生徒達は限りないエネルギーを秘めているものです。

    生徒一人ひとりが持つ若い力を,のびのびと精一杯伸ばしていく。

    そんな垂水高校であらねばと,思いをさらに強くする出来事でした。

  • 2019年03月26日(火)

    春はそこまで! ~校長室から~

    卒業生を送り出し,今年度のまとめと新年度への準備に忙しい3月末。

    日ごとに暖かさが増してきて,正門横の桃の花も満開になりました。

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    ふと気づくと,体育館横の銀杏の木にも,こっそり春が来ていました。

    垂水高校の長い歴史を感じさせる,大きな銀杏の木。

    新芽はまだのようですが,どこに春が?

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    よく見てみると,木の中程あたりに生き生きとした緑の塊が‥。

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    緑の塊にズーム!

    なんと,きれいな蘭の花が咲いていました。

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    蘭は南国の植物で,

    他の木に着生して花を咲かせると聞いていましたが,

    まさか垂水で着生蘭?が見られようとは!

    銀杏の木が,胸に蘭の花のブローチをつけて立っているように見え,

    卒業式の日に見た,卒業生の晴れがましい笑顔を思い出しました。

    国公立の四年制大学や短期大学への合格,

    家庭科技術検定で3種目1級を取得した5人の三冠王,

    商業の各種検定で4種目1級取得,

    部活動での全国大会出場など,

    これまでを超える,大きな活躍をしてくれた卒業生でした。

    生徒や先生方の元気な頑張りが,たくさん見られた平成30年度。

    新年度も,『一人ひとりが伸びる垂水高校』を目指して前進します!

  • 2019年03月06日(水)

    周囲の支えに感謝! ~校長室から~

    3月1日(金)に,第71回卒業式を無事に終えることができました。

    卒業式会場を鮮やかに彩る,ピンクと白のさくら草の花鉢は,

    地元の方が20年以上にわたって提供してくださっています。

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    今年度は,

    大正時代からの貴重な本校の写真を数多く寄贈してくださった卒業生や,

    海外ボランティアの著書を寄贈してくださった県外在住の卒業生など,

    卒業後,数十年経っても忘れ得ぬ

    母校への熱い思いを感じる出来事もありました。

    また,普通科では,総合的な学習の時間に地元在住の卒業生と交流して,

    AIによる白黒写真のカラー化を行い,Society 5.0 について学びました。

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    生活デザイン科では,卒業生である食生活改善推進員の皆さんのご指導で,

    調理実習を行って食品の選び方や調理の工夫などの専門性を深めました。

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    毎年の学校行事を楽しみに見に来てくださる地域の皆さんや,

    文化祭のファッションショーでプロ顔負けの写真を撮って,

    「生徒の皆さんに喜んでもらえたら‥」と,

    毎年学校に提供してくださる卒業生の方もおられます。

    垂水高校は多くの皆様に愛され支えられている学校だと,

    平成30年度も,胸を熱くすることの多い1年間でした。

    3月4日(月)の全校朝礼で,生徒達にも,

    周りの皆さんの支えに対する感謝と誇りを持って

    日々の学校生活を送って欲しいと話しました。

    卒業生を送り出し,間もなく新しい年度を迎えます。

    4月からも,愛され支えられるにふさわしい垂水高校を目指します!

  • 2018年12月06日(木)

    うれしい贈り物 ~校長室から~

    12月4日(火),期末考査終了後の放課後,

    家庭クラブ活動としてクリスマスのお菓子作りが行われました。

    調理実習室から聞こえる生徒の声が,

    お菓子作りの楽しさを校長室まで伝えてくれていました。

    しばらくして,数名の生徒がトレイに乗せたお菓子を持って

    各職員室を回り始めました。

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    クリスマスデコレーションを施したカップケーキに,

    先生方も思わず「かわいいねぇ!」,「美味しそう!」と賛辞の声。

    子どものいる先生には,ケーキを入れた箱に

    クリスマスツリーやサンタクロースのイラストを書いて

    「お土産にしてください!」とプレゼント。

    先生方も,ニコニコ笑顔で受け取っていました。

    「生徒と先生の距離が近い」と生徒が評価する本校ですが,

    こういうところにも垣間見えるのだなぁと思う出来事でした。

    ちなみに写真のケーキは,校長室で美味しくいただきました!

     

  • 2018年11月19日(月)

    親の心 ~校長室から~

    11月16日(金)に,校内ロードレース大会が行われました。

    開始時間が近づくにつれてポツポツと小雨が降り始める中,

    出発の垂水スポーツランドに,傘を差した保護者が集まってこられました。

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    出発後,グランドを2周してから出て行く生徒一人一人に,

    声をかけ,手をたたいて励ましてくださる保護者の姿。

    ゴールの垂水高校東門付近でも,

    「あとちょっとだよ」,「頑張って!」と声援を送る保護者の姿が‥。

    我が子だけでなく,一人一人の生徒に声をかけてくださるその姿に,

    親が子を思う温かい心を感じて,胸が熱くなりました。

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    大会終了後には,

    文化祭でのPTAバザーの益金から,生徒全員に飲み物が配られました。

    保護者の皆様の温かい親心が,生徒にも届いたことと思います。

    小雨交じりの肌寒さを感じさせない,ロードレース大会での出来事でした。

     

  • 2018年09月14日(金)

    さりげない思いやり ~校長室から~

    9月8日(土)に行われた第71回体育祭での出来事です。

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    生徒・一般が参加するパン食い競争。

    バーに下げられたパンを一生懸命取ろうとする生徒達の姿に,

    保護者席からは,笑いと応援の拍手が起こっていました。

    1年生の男子生徒がどうしてもパンが取れずに悪戦苦闘している時,

    すでにパンを取った2年生と3年生が

    ゴールせずに,2メートルほど手前で後ろを振り返っています。

    なぜゴールしないのだろう? と思って見ていると‥‥

    やっとパンをくわえて走り出した1年生を,待っていた2年生と3年生。

    1年生を真ん中にして肩を組み,3人並んでゴールテープを切りました。

    「垂高の生徒は,みんな優しいねぇ」と,保護者の声が聞こえました。

    さりげない思いやりを実行に移すことができる生徒達の姿が,

    とても嬉しく,誇らしく感じられた出来事でした。

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    また,得点種目以外の競技には,

    保護者の皆様がたくさん参加してくださいました。

    生徒と保護者が一緒になって,楽しそうに競技に取り組む姿は,

    少人数の垂水高校ならではの良さを感じました。

    スタート前の自己紹介では,「○○科○年○○の母です」などに混じって,

    「○○先生に会いに来ました,卒業生の○○です」という声もありました。

    『一人一人の生徒を大切にする垂水高校』の有り様を,

    生徒や卒業生,保護者の皆さんが体現してくださった体育祭になりました。

    雨空の下での開催でしたが,「良かった」,「楽しかった」という

    生徒の声が聞かれた,思い出深い体育祭でした。

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    さて,次は文化祭です。

    10月19日(金)は本校で,10月20日(土)は垂水市文化会館で開催します。

    生徒達はすでに,文化祭に向けての準備を着々と始めています。

    保護者の皆様,地域の皆様の,たくさんのご来場をお待ちしています!

  • 2018年07月30日(月)

    心に残った言葉 ~校長室から~

    平成30年度の1学期も無事に終わりました。

    生徒達は夏季補習や各種検定試験,課題製作,部活動などに,それぞれの情熱を傾ける夏を過ごしています。

    この1学期も生徒達のさまざまな言葉が心に残りました。

    【その1】

     「今までやらなかったこと,できなかったことに挑戦していきたい」

    生徒会役員選挙に立候補した,1年生の選挙演説の中の言葉です。

    中学生の時は,忙しそうなことや大変そうなことは避けてきたが,高校に入学してから「挑戦しないと,もったいない」と思うようになったそうです。

    高校入学後の2か月で,生徒の気持ちを変えたのは何だったのでしょうか。

    挑戦したいと思ったときから人は変わっていきます。

    「垂高に入学できて良かったと思える学校を作っていきたい」と演説した生徒の顔は,晴れ晴れと希望に満ちていました。

    【その2】

     「17年ぶりの出場なんだそうです」

    大会出場願を持ってきた吹奏楽部の部長の言葉です。

    生徒数が少ない本校では,部活動も少人数ながら頑張っています。

    高校から楽器を始めた生徒も多い吹奏楽部が,鹿児島県吹奏楽コンクールに出場することを決めました。

    けれど,まさか17年ぶりの出場だったとは‥。

    部長を含めた3年生7名は,少ない人数でも諦めずに活動を続けてきました。

    17年という月日は,この生徒達が生まれてから今に至るまでの時だと思うと,今回の出場がとても重く貴重な経験であると感じられました。

    緊張するだろうが,この機会を十分に楽しんでほしいと思いつつ,部長を送り出したある日の出来事でした。

    【その3】

     「母も頑張っているから‥」

    アルバイト許可願を持ってきた,2年生の言葉です。

    夏季休業中にアルバイトをして学校にかかるお金を自分で出したいと,許可願を持ってきました。

    朝から夕方まで,疲れていても一生懸命に仕事を頑張る母親の姿を見て,少しでも助けられたらと思ったそうです。

    「親は子に,人生を背中で語る」という言葉をがあります。この生徒はまさに,母親の背中を見てその頑張りを感じ取っていると思いました。

    子を思う親心,親を思う子心。ともに相手を思いやりながら支え合っていくことの大切さを感じることでした。

     

    垂水高校は一人一人が頑張る学校です。その頑張りが実を結ぶ3年間であるようにと願いつつ,1学期を終えました。

    2学期は体育祭・文化祭と,生徒が活躍する大きな行事が待っています。

    保護者や地域の皆様も,垂高生が生き生きと頑張る姿を見に,ぜひ学校へお立ち寄りください。

     

  • 2018年04月17日(火)

    一人一人を伸ばす垂水高校 ~校長室から~

     垂水高校は,普通科生活デザイン科(家庭に関する学科)があり,創立93年の歴史と伝統ある学校です。IMG_7499

     明るく和やかに,真剣に学び,責任を持って実行するという「和・学・行」の校訓のもと,生徒は,学習や部活動,学校行事などに一生懸命取り組んでいます。

     本校教育の特徴は,「一人一人を大切にして,その可能性を伸ばす」ことです。少人数のため生徒の出番も多く,様々な経験を重ねることで自分に自信をつけ,物事に意欲的に取り組む生徒が増えています。

     また,コース制・選択制による少人数授業や,進路に応じた個別指導に加えて,平成27年度から始まった東進衛星予備校垂水高校版の活用によって学力のさらなる強化が図られています。そのため,毎年6割弱が大学・短大などへの進学,4割強が地元を中心とした企業への就職と,希望する進路を実現させています。

     地域との交流も盛んで,ボランティア活動や特産物を用いた商品開発などを積極的に推進することで,さらに多くのことを学ぶ機会を得ています。平成28年度末に結成された生活デザイン科の生徒による鹿児島フィッシュガールも,垂水産カンパチの解体ショーなどで地域活性化に貢献しています。

     平成30年度は「多様なベクトル 一人一人の伸び率100%」を合い言葉に,生徒個々が学力や能力を精一杯伸ばし,目指す学校生活や進路を実現することを目標に,生徒・職員一丸となって全力で取り組んでいきます。

    校長 黑木加代子

  • 2018年03月20日(火)

    二人の三冠王 ~校長室から~

    生活デザイン科では,家庭科技術検定において被服分野の和服1級,

    洋服1級,食物調理1級の3種を取得すると「三冠王」と称されます。

    被服分野では,和服1級は浴衣を,洋服1級はジャケットを製作します。

    20180320_171544[1]

    食物調理1級では,設定された課題の行事に応じて,

    献立を自分で立て,食材を選び,一定時間内で調理します。

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    実技試験だけでなく,学科試験もクリアして初めて得られる1級は,

    家庭に関する学科で学ぶ生徒にとっては大きな目標です。

    今年は,3年間,フェリー通学で頑張った生徒が三冠王になりました。

    部活動や勉強,検定受験にと何事にも積極的に取り組んだ彼女は,

    進学後もパティシエという目標に向けて頑張ってくれることと思います。

     

    普通科では,2年次から進学コースと情報コースに分かれますが,

    情報コースでは様々な商業科目の検定にチャレンジします。

    今年は情報処理検定(ビジネス情報部門),珠算・電卓実務検定,

    簿記実務検定の三種目で1級をとり,

    「商業科目三種目1級」で表彰された生徒がいました。

    20180319_145202

    商業科では「三冠王」という言い方はしないそうですが,

    これもまた1つの三冠王ではないかと思っています。

    朝7時半に登校して自主的に勉強に取り組む生徒の姿は,

    目標を定めた者の強さを感じさせました。

    企業での会計の仕事を目指す彼女は,

    進学後もたくさんの資格取得に挑戦していきたいと話してくれました。

     

    種類の異なる「二人の三冠王」の存在は,

    垂水高校が『多様な学びを得られる場』であることを示しています。

     

    桜が咲き始め,平成29年度もあとわずかな日数を残すのみです。

    県外の就職先への出発前に,挨拶しようと学校を訪れていた卒業生が,

    校長室にも顔を出してくれました。

    「垂高は良かった。3年間楽しかった。」と話しながらも,

    これからの未来を語る彼女たちの目の輝きがまぶしく感じられました。

    「二人の三冠王」をはじめ,3月1日に本校を巣立った卒業生の皆が,

    新天地でも,桜のようにその成果を花開かせることを祈っています。

  • 2017年12月26日(火)

    一人ひとりの活躍にありがとう! ~校長室から~

    2学期の終業式を終え,まもなく平成29年も終わろうとしています。

    終業式の前に行われた表彰式では,大会やコンクールの入賞,各種検定試験の合格などで62人が呼名され,代表の23人が壇上で表彰を受けました。

    この2学期は,いろいろなことで生徒達が活躍してくれました。

    ビーチバレーボールで九州大会や全国大会に出場した女子バレーボール部。

    女子個人の部で全国高等学校弓道選抜大会に出場した弓道部。

    さまざまなイベントに参加し,垂水カンパチや垂水高校のPRを行った鹿児島フィッシュガール。

    一人ひとりの生徒達が,体育祭や文化祭などの学校行事や部活動,地域行事のボランティアなどに精一杯取り組んでくれました。

    横断幕

    また,保護者の皆様にも,夏の校内奉仕作業や文化祭バザーなどで,学校や生徒達を支えていただきました。

    生徒も,保護者も,先生も,一人一役の掛け声のもと,みんなで元気な垂水高校を作り上げた2学期でした。

    一人ひとりの活躍に,心からの「ありがとう」を申し上げます。

    まもなく平成30年,2018年がやってきます。

    来年も,『頑張る垂高』・『チャレンジする生徒達』を多くの皆様に見ていただけるよう,垂高生徒の頑張りをお伝えしていきたいと思います。

     

     

  • 2017年11月06日(月)

    地域を支える力に!  ~校長室から~

    11月3日(金)に,垂水市水之上地区で,手貫神社の豊年祭が行われました。

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    長い伝統を持つ行事も,それを続けていくには多くの人の支えが必要です。

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    今回,参加要請があり,本校生徒も地域の方と一緒に本神輿を担ぐ大役を担わせていただきました。

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    社での神事の後,本神輿を担いでの浜下りが行われました。

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    水田に囲まれた一本道を社まで戻っていく姿は,荘厳な雰囲気さえ感じました。

    以前,地域行事に小学生までは参加するが,中学生になると参加者が減ると耳にしたことがあります。

    中学生・高校生になっても地域行事に参加していれば,地元の良さを知り,理解を深めることが出来るでしょう。

    いずれはその地域を支える人材になってくれるかもしれません。

    地域の皆さんが「久しぶりに神輿が担がれた。良かったなぁ。」と話しておられる姿を見ながら,地域にとって高校生の存在がいかに大きいかを痛感した1日でした。

     

  • 2017年11月04日(土)

    文化の香りを届けます!  ~校長室から~

    朝夕が少しずつ寒さを増してきた11月。文化祭を10月20・21日に終えて,学校は少し落ち着いた雰囲気になっています。

    本校正面玄関にはいつも,生活デザイン科によるドレスの展示と生け花の展示が並んでいます。(写真のドレスは卒業生の作品。理由は下記に‥)

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    また,廊下の各所にも,生徒による生け花が飾られています。

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    上の生け花は3年生男子の作品で,少し恥ずかしそうに,けれどどこか誇らしげな表情で展示していきました。

    本校の生活デザイン科は,男子生徒が3分の1を占めていることが特徴ですが,調理や被服製作,華道や茶道なども経験します。

    この経験は社会人になって,また家庭人になってもきっと役立つことだろうと思いながら,授業の様子を見ています。

    さて,本校文化祭で発表した生徒の作品を,11月4・5日に垂水市体育館で行われる垂水市民文化祭でも展示させていただけることになりました。

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    今日はその搬入準備も行われています。(正面玄関に先ほどまで展示されていた在校生の作品は,市民文化祭へ移動中!)

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    生徒が日々取り組んでいる様々な学習の成果を,学校からの文化の香りとして多くの皆さんにお届けできたらと思います。ぜひご覧ください。

  • 2017年10月02日(月)

    一人一役 それぞれの成長  ~校長室から~ 

    学校のフェンス沿いに咲く,彼岸花が美しい季節になりました。

    彼岸花は,葉が茂る時期には花が無く,

    花が咲く時期には葉が無いので,

    花知らず葉知らずと言われると聞いたことがあります。

    花も葉もそれぞれの時期に,

    それぞれの精一杯を尽くしている‥‥

    それがまた美しいのかもしれません。

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    さて本校では,9月9日に体育祭を終え,

    今は10月20日・21日の文化祭に向けて,

    着々と準備を進めています。

    先日,1年生の保護者の方から,

    「体育祭の応援に来たら,

    選手として役員として走り回る我が子の姿を,

    沢山見ることができてとても楽しかった。」

    という嬉しい言葉を頂きました。

    少人数の本校では,

    どの行事でも生徒の全員が『一人一役』を担います。

    体育祭でも,役員として自分の仕事をてきぱきとこなす姿や,

    選手としてグラウンドを疾走する姿を数多く見られて,

    我が子の成長ぶりに目を細められたことでしょう。

    「大人数の学校とは違う,良い体育祭でしたね。

    来年も是非来ようと他の人達とも話したのですよ。」

    とも言われました。

    さまざまな行事の中で,

    自分に任された役割を精一杯務めることで,

    生徒はそれぞれに成長していきます。

    その姿をしっかり見ていてくださる

    保護者の方がいらっしゃる。

    そのことがとても嬉しく,ありがたく感じられました。

    花は花の,葉は葉の,

    それぞれの役割をしっかり果たすことが

    とても大切なのだと感じる出来事でした。

     

    さぁ,次は文化祭。

    10月20日(金)は本校で,

    21日(土)は垂水市文化会館で開催します。

     

    垂水高校生の頑張る姿,

    一人ひとりがそれぞれに成長していく姿を見に,

    是非おいでください!

     

     

  • 2017年09月08日(金)

    頑張れ! 垂水おもてなし少女・少年隊  ~校長室から~

    垂水市の『垂水おもてなし少女・少年隊』には本校からも7人の生徒が参加して,垂水市についての理解を深めたり,さまざまな市の行事でボランティアを務めたりしています。

    先日,垂水市で開催された落語会で,チケット販売やチケットもぎりのボランティアをしていた本校生が,スムーズでてきぱきした行動や丁寧な対応でお客様達に大好評だったとお褒めの言葉を頂きました。

    私もボランティアを行う本校生を何回か見ていますが,いつも一生懸命に取り組む姿に感心しています。

    校長の欲目だけではなく,地域の人達からもその姿を評価して頂けたことはとても嬉しいものでした。

    本校生はいろいろなボランティアに参加してくれる生徒が多いのですが,ボランティア活動はその参加のたびに成長のチャンスをもらえると思っています。

    学校では出会えない年齢の異なる人達との交流。行事を円滑に進行させるための動き,周囲への目配りと気配り。コミュニケーションの必要性。

    自分がその場でどう考え,どう動くことが適切か。周囲とどう協力し合えば良いか。などなど,ボランティアで学んだことは,社会人になってからもきっと役に立ってくれます。

    自分も楽しみ,成長しながら,人の役に立ち,喜んでもらうことができる。ボランティアはすてきな活動です。

    これからも,頑張れ! 垂水おもてなし少女・少年隊!

     

  • 2017年08月28日(月)

    親と子と先生と,ともに作る  ~校長室から~

    8月27日(日)に,7時30分からPTA奉仕作業が行われました。保護者・生徒・職員で校内の除草を行い,9月9日(土)の体育祭を整備された環境で迎えようという目的です。

    校内の除草作業はこれまでも随時,保健体育科教諭や部活動の顧問教諭,事務職員などで行っていましたが,学校全体となるとやはり人数が必要だと痛感しています。

    今年は,軽トラックや草刈り機などを持参してくださる保護者の皆さんが多く,校庭・中庭・正面玄関周辺の除草や集草もスムーズに進みました。

    一緒に草取りをしている中で,保護者の方々が生徒にかけてくださる言葉が耳に入ってきました。

    「あら,気が利いたね。ありがとう。」,「若いんだから,ほら頑張れ。」,「進学で親元を離れるんだったら,自分で考えて行動しないとね。」といった褒め言葉や励ましです。

    我が子にだけでなく,ともに奉仕作業を行う生徒にも,隔てなくこういう声をかけてくださることがとても嬉しく,有り難い気持ちになりました。

    親子でもこういう会話はありますが,他の大人からかけられた言葉は親からの言葉とは別の意味で子どもの心に浸透するものです。

    今日,保護者の皆さんにかけていただいた言葉も,生徒の心の中に何らかの形で残ってくれていることと思います。

    私が耳にした場面以外にも,きっとそれぞれの作業場所でこれに似た会話があったことでしょう。

    今日の奉仕作業は,親と子と先生がともに汗を流し,ともに学校を作る作業であったと同時に,生徒の心を作ることにもつながってくれたかも‥‥と,嬉しい気持ちで終えることができました。

    お忙しい中を鹿児島市や鹿屋市など遠い所からも参加してくださった保護者の皆様,暑さに負けず頑張ってくれた生徒諸君,準備段階から取り組んでくれた教職員の皆に,たくさんの感謝を申し上げます。

    さて,いよいよ9月9日(土)は第70回体育祭です。生徒がそれぞれに精一杯頑張る姿が見られます。どうぞ見に来て,応援してくださいますようお願いいたします。

     

  • 2017年07月27日(木)

    うれしい言葉 ~校長室から~

    1学期終業式前のクラスマッチの日,試合を見ながら

    1年生の生徒と何気なく話していた時のことです。

    「校長先生,私,垂水高校に入学して本当に良かったです。」

    その生徒が横に並んでいる私の顔を見て,こう言いました。

    さりげなく,さらっと発せられたこの言葉に,

    私は胸がドキンとしました。

    1年生。

    新しい環境である高校に入学して約4ヶ月,

    中学校とは異なる

    さまざまな出来事に出会ってきたことでしょう。

    しかし,この言葉は,この生徒が垂水高校で,

    ともに学ぶ良き友人や,学校生活を支え導く

    良き先生方との出会いを得ている証であると思えました。

    私は生徒達が元気に頑張る姿や笑顔,

    その素直さにいつも励まされています。

    この一言は,それらにも増して私の心に直接飛び込んでくる

    強さがありました。

    ドキンの後は,ジーンです。

    感激のあまり私が言葉を失っていると,

    その生徒は「じゃあ」と

    自分のクラスの試合に向けて走り去っていきました。

    「『入学して良かった』と言ってくれて本当にうれしいよ。

    ありがとう。」‥‥その生徒に伝えたかったのに,

    伝えられなかった言葉が残りました。

    生徒が『入学して良かった』と思える学校づくり, 

    『3年間過ごせて良かった』と思える学校づくり。

    大切な課題をもらえたな‥と思いつつ,

    言葉で自分の思いを伝えられなかった後悔以上に,

    温かなうれしさをかみしめた夏の1日でした。

  • 2017年06月30日(金)

    一人一人が大切 ~校長室から~

    本校1階の職員室前や進路指導室前の廊下には,学習指導用の長机がいくつか置かれています。

    先週までは,その長机に珠算・電卓実務検定や簿記実務検定を受検する生徒が肩を寄せ合って並び,商業科の先生から個々に指導を受ける姿が見られていました。

    パソコン室ではビジネス文書検定の練習に取り組む生徒の横で,東進衛星予備校の講座を受講して勉強を進めている生徒の姿が,被服実習室では課題の被服製作に取り組む生徒と,一人ずつに丁寧に指導する家庭科の先生の姿があり,学校のいろいろな場所で勉強に取り組む生徒の姿が見られました。

    さて,6月29日からの定期考査のため部活動停止期間になり,放課後の学校はいつもより少し静かになっています。

    それぞれの検定も終了し,職員室前の学習机に受検生の姿が見られなくなったと思ったら,今度は数学や英語の個別指導を受ける生徒が並びはじめました。

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    「苦手を克服し,得意を伸ばす」‥‥そのために学びたい生徒が一人でもいれば,それに応えようとする先生の姿がある。

    帰りのバスの時間まで,フェリーの時間まで‥と学習に取り組む生徒の様子を良い姿だなと見つめつつ,「頑張れ」と小さな声で応援する夕刻でした。

     

     

     

  • 2017年06月23日(金)

    あいさつの効用 ~校長室から~

    学校内・外で見かけた垂水高校生のちょっといい話を

    ~~校長室からお届けします~~

     

    出勤時,前の車が信号機の無い横断歩道で停車しました。

    子供達の登校時間です。

    近くの小学生が渡るのだろうと見ていると,

    渡っていったのは本校の女子生徒でした。

    足早に横断歩道を渡り終えたその生徒はくるりと振り返ると,

    停まってくれた車の運転席に向かって

    お辞儀をして去って行きました。

    小学生が同様の行動をするのはよく見かけます。

    近くの垂水小学校の児童達もよくお辞儀をしてくれます。

    しかし,高校生がお辞儀をしていく姿は初めて見ました。

    小・中学校で身についた習慣だったのでしょう。

    とても自然な行動でした。

    後ろで見ていた私もほっこりと暖かい気持ちになりましたが,

    挨拶を受けた運転者の方も

    きっと嬉しく感じてくださったのではないかと思うことでした。

    先日も訪問者の方から,

    「垂水高校の生徒さんは気持ちの良い挨拶をしてくれますね。」

    とお褒めの言葉をいただいたばかりで

    嬉しいことが重なりました。

    「おはようございます」

    「こんにちは」

    「ありがとうございます」

    さまざまな挨拶の言葉とそれに添える笑顔が,

    「垂水高校生のすてきな姿」を

    地域の皆さんに発信してくれていることを感じる出来事でした。