01校長から
2022年01月28日(金)
梅の花
二十四節気の一つ大寒は過ぎましたが
今は一年中で最も寒い時期を迎えています
そんな中ですが
本校にある梅は可憐な花を咲かせ始めています
冷たい風に吹かれながらも
枝先に咲いている花に
早春の息吹を感じました。
私たちも寒さに負けず
元気に過ごしていきましょう!
2021年03月31日(水)
校長室から ~ありがとうの花束~
3学期に,生活デザイン科3年生の「生活と福祉」の授業で,
「三角巾による救急法実習」の技術指導に入らせてもらいました。
授業で生徒と関わることは,教員にとって一番の喜びです。
専門の教科が福祉と看護なので,とても嬉しく思いながら参加しました。
授業終了後,驚いたことに,
折り紙で作った花束,大島紬のあずま袋,
そしてメッセージ付きのスイーツの贈り物が待っていました。
専門教科の家庭科で学んだ技術を生かしたそれぞれの贈り物と,
心を込めて準備してくれた優しさに胸が熱くなりました。
3月末,定年退職を迎える理科の教員にも,
最後の授業で,生徒から感謝のサプライズが贈られたと聞きました。
垂水高校生の思いやりが,温かく心にしみる出来事でした。
修了式,離任式が終わり,学校は新年度に向けて動き始めました。
正門横の桜やつつじは,春の陽射しに美しく咲き誇っています。
垂水高校の生徒達の心は,それに負けないくらい美しいと思います。
教員生活最後に,優しい「ありがとうの花束」をもらうことができました。
思いやりと優しさに満ちた生徒達に,心から「ありがとう!」
精一杯の感謝を込めて,令和2年度の校長室の扉を閉めます。
ありがとうございました!!
2020年08月18日(火)
秋の気配? ~校長室から~
立秋が過ぎ,暦の上では秋の入口とはいうものの,
まだ『残暑』とは言いがたい連日の暑さです。
そんな中,日直代行員さんが栗の枝を届けてくださいました。
緑色のイガはまだ少し柔らかさを残しつつも,
ピンピンと尖り,中の実をしっかりと守っています。
8月11~17日のリフレッシュウィークを終えて,
学校も少しずつ2学期に向けた動きを始めています。
部活動に汗を流す生徒。
勉強がはかどるからと登校する生徒。
そして,
履歴書書きや面接練習など,進路へ向けた準備に忙しい3年生。
8月28日(金)の中学生1日体験入学,
9月5日(土)の第73回体育祭と,
生徒達の活躍する場が近づいています。
緑色の栗のイガのようにピンピンと,
若いエネルギーで,これからに挑む垂水高校生の
頑張りを期待したいと思うことでした。
2020年06月18日(木)
発掘されたタイムカプセル ~校長室から~
6月17日(水)に,学校のブロック塀を工事している業者さんが,
「工事現場から,こんなものが出てきました」と,
事務室に小さなガラス瓶を持ってこられました。
瓶の中には,折りたたまれた手紙がいくつも入っています。
卒業の時に,卒業生が埋めたタイムカプセルのようです。
「〇年後に,一緒に掘り返そうね」と約束を交わしながら,
笑顔でガラス瓶を埋める生徒たちの顔が目に浮かびました。
発掘された瓶は,校長室に大切に保管してあります。
「私たちのタイムカプセルだ!」と気づいた卒業生が,
懐かしい思い出と出会うために,
垂水高校を訪れてくださる日をお待ちしています。
2020年05月15日(金)
生徒の声が響く学校 ~校長室から~
5月11日(月)から授業を再開し,学校に生徒の元気な声が戻ってきました。
20人を超える学級は,普通教室より広い特別教室で授業をしています。
〔多目的教室で,英語の授業中〕
〔物理教室で,フードデザインの授業中〕
身体的距離は2m間隔を確保して,教室の換気をして,
マスクをして,手洗いをして‥‥全校で感染防止対策に努めています。
ファッション造形基礎の授業では,作業台も1人1台。
臨時休業期間に実習が出来なかった分,集中力もものすごく,
全員が脇目も振らず,各自の製作に没頭しています。
華道・茶道・陶芸という,生活文化の授業も再スタート。
玄関ホールに,生徒の生けた花が飾られるようになりました。
部活動も再開して,元気な声や明るい笑顔が学校に満ちあふれています。
そんな様子を見ていると,生徒の元気な声が響く学校こそが,
私たち教職員の『力の源』になるのだと感じています。
楽しく学び,伸び伸びと成長できる学校であり続けたいと,
生徒と教職員が,今日も一緒になって頑張る垂水高校です。
2020年04月10日(金)
今,乗り越える ~校長室から~
新学期が始まって1週間。
学校の正門横の桜は三分咲きで,これからが楽しめそうです。
学校には,久しぶりに生徒の元気な声が飛び交っています。
「おはようございます」,「こんにちは」と元気に交わす挨拶。
「〇〇をしてくれて,ありがとうね」と先生に言われて,少し照れた笑顔。
次の授業に向けて,急ぎ足で移動教室に向かう足音。
これまで当たり前であったこれらの風景が,
1か月の一斉臨時休業を経験した目には,なんと貴重にうつることか。
今日も桜島の灰が降っていますが,それも日常。
コロナウイルス感染症の蔓延で,常であることが難しくなりつつある今。
だからこそ大切な「日常」を守るために,一人一人が
感染防止に努めてほしいと,全校生徒に熱く語った今朝でした。
桜は,冬に一定の低温環境に置かれることで美しく咲くそうです。
私たちも,今,不安や不便の中に日々を過ごしていますが,
それを乗り越えた時に,もっと人として成長していることでしょう。
大切な人を,大切な日常を,大切な自分を守るために,
今の自分にできることを,確実にやり遂げる。
垂水高校生には,きっとできると信じています。
2020年03月12日(木)
卒業式を思い出に ~校長室から~
新型コロナウイルス感染症によって,世界全体が激動の渦に巻き込まれているような日々。
県立高校は3月2日から一斉臨時休業になり,3月2日(月)の卒業式は卒業生と教職員だけという異例の形で行いました。
「旅立ちの日を思い出に残るものにしてあげたい」という教職員の思いは,いずれも同じ。
垂水高校では,広報係の職員が会場2か所で卒業式の様子を動画で撮影。
卒業式終了後の退場前には,全員で写真撮影を行いました。
会場で子どもの晴れ姿を見ることが叶わなかった保護者に向けて,生徒達は素晴らしい笑顔を見せてくれました。
卒業の日から10日あまり。卒業生の手元には,卒業式の動画と,記念写真が届いたことでしょう。
垂水高校の先生方からの愛情も一緒に,心に届いてくれたら嬉しいと思っています。
前例の無い卒業式になりましたが,これも思い出のひとつ。
どんなことも糧にして,これからの人生を晴れ晴れとした笑顔で生きていってください。
元気で優しく,頑張り屋だった卒業生の前途に幸多かれと祈っています。
2020年03月06日(金)
ピンチをチャンスに ~校長室から生徒の皆さんへ~
3月2日(月)に卒業生と教職員のみで卒業式を行い,「卒業式ができただけでも良かった」と話す,卒業生の笑顔に救われる思いがしました。
一方,在校生は先輩を送り出す機会が無いまま,2日(月)から学校は臨時休業。1年間のまとめの時を,課題に取り組んで過ごすことになりました。
4日(水)に,1・2年生の生徒達には担任・副担任から電話連絡を入れました。健康状態の確認や,課題の進み具合などについて話してもらいましたが,急に始まった臨時休業の日々を,ほとんどの生徒達がしっかりと受け止め,課題に取り組みながら過ごしているようでした。
新型コロナウイルス感染症という,思いもよらない出来事によって始まった日々ですが,こんな時こそ,ピンチをチャンスに!
課題に取り組むだけでなく,自分の読みたい本に没頭したり,テレビや新聞を見て社会情勢に視野を広げたり,家事を手伝って生活スキルを向上させたりなど,この時間を,自分の人間的な幅を広げる機会にも使ってほしいと思います。小・中学生の弟や妹がいる人は,兄・姉として支える立場になり,保護者をサポートすることもできるでしょう。
どんな出来事も,自分の成長の糧にならないものはありません。与えられた時間を無為に過ごすのではなく,後で振り返った時に「大変だったけれど頑張れた」と思える時間にしてください。
来週も,担任・副担任からの電話連絡をする予定です。体調管理を心がけ,皆さんが元気で頑張っている様子を聞かせてください。
2019年12月11日(水)
同窓生からの贈り物 ~校長室から~
12月11日(水)に,昭和40年に卒業された同窓生が来校されました。
卒業後初めての普通科同窓会を11月6日に開催されたとのことで,
「その際の余剰金を在校生のために使ってほしい」というお話でした。
同窓会ではアルバムなどを持ち寄って,55年ぶりの旧交を温めたそうです。
現在の体育館の場所にあったテニスコートで競技に明け暮れた日々や
3年時に完成した新校舎で過ごした思い出などを話してくださいました。
寄付の文書にある「我が母校 鹿児島県立垂水高等学校」の言葉に,
同窓生の皆さんの懐かしくも温かい3年間の思い出と,
現在の垂水高校を応援したいという熱い思いを感じることでした。
頂いたお金は後輩である在校生のために,有効に使わせていただきます。
母校を見守ってくださる同窓生の皆さん,本当にありがとうございました。
2019年09月26日(木)
秋来ぬと ~校長室から~
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが,
彼岸花が咲き,彼岸を過ぎても30℃を超える日もある9月末。
これまでは教室に空調設備が無かったため,
赤い顔で汗を拭きながら勉強する生徒の姿に胸を痛めていました。
しかし!
同窓会の御支援で空調設備が整えられた今は,
涼しげな顔で,黒板に集中する生徒の姿を見ることができます。
「過ごしやすいです」,「身体が楽です」との生徒の声も聞かれます。
本当に有り難いことだと,感謝でいっぱいの今年の秋です。
放課後の被服実習室では,生活デザイン科の生徒達が
文化祭でのファッションショーにむけて,被服製作の真っ最中です。
浴衣,ワンピース,シャツ,ドレス‥‥
ファッションショー当日の晴れ姿を夢見て頑張っています。
文化祭が,10月18日(金)・19日(土)に迫ってきました。
それぞれの所で,それぞれに頑張る垂水高校生に,エールを送る秋です。