公開日 2025年11月17日(Mon)
NPO法人「がんサポートかごしま」より野田 真記子様を講師にお招きし、1年生を対象とした「がん教育出前授業」が行われました。
授業の前半は, 生徒から事前に寄せられた質問に対し、野田様がご自身の体験を交えて回答していくという形で,がんについての学びを深めました。後半は,活動を共にされていた「かみづるさん」の映像を視聴し,「健康や命の大切さ」そして「誰もが自分らしく生きることの重要性」について教えていただきました。
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-講話から一部抜-
患者さん一人ひとり考え方は異なりますがとの前置きあり。
【患者さんとの接し方について】
☆「何か手伝えることはありませんか?」と本人に直接聞くのが良いと思います。
変に気を遣われるよりも,「みんなが普通に接してくれること」が嬉しかったです。
☆患者さんはすでに必死に闘っています。「頑張って」という言葉が得意ではない方もいるので、心に留めておいてください。
【がんになって気づいたこと】
☆がんは今や,9割が治る時代です。
☆病気になり,命は一つしかなく,リセットできないことに気づきました。「限りがあるからこそ,最後まで一生懸命生きたい」と感じています。
☆今生きていること,普通に暮らせること,学校に来て勉強できること。それらが「幸せである」と感じるようになりました。
【生徒の皆さんへ】
☆「皆さんは、かけがえのない存在です」
☆「自分らしく、ありのままで生きていってほしい」
☆「もし不安を感じているなら、皆さんを助けてくれる人は絶対にいます。見つかるまで、諦めずに探し続けてください」
