親と子と先生と,ともに作る  ~校長室から~

公開日 2017年08月28日(Mon)

8月27日(日)に,7時30分からPTA奉仕作業が行われました。保護者・生徒・職員で校内の除草を行い,9月9日(土)の体育祭を整備された環境で迎えようという目的です。

校内の除草作業はこれまでも随時,保健体育科教諭や部活動の顧問教諭,事務職員などで行っていましたが,学校全体となるとやはり人数が必要だと痛感しています。

今年は,軽トラックや草刈り機などを持参してくださる保護者の皆さんが多く,校庭・中庭・正面玄関周辺の除草や集草もスムーズに進みました。

一緒に草取りをしている中で,保護者の方々が生徒にかけてくださる言葉が耳に入ってきました。

「あら,気が利いたね。ありがとう。」,「若いんだから,ほら頑張れ。」,「進学で親元を離れるんだったら,自分で考えて行動しないとね。」といった褒め言葉や励ましです。

我が子にだけでなく,ともに奉仕作業を行う生徒にも,隔てなくこういう声をかけてくださることがとても嬉しく,有り難い気持ちになりました。

親子でもこういう会話はありますが,他の大人からかけられた言葉は親からの言葉とは別の意味で子どもの心に浸透するものです。

今日,保護者の皆さんにかけていただいた言葉も,生徒の心の中に何らかの形で残ってくれていることと思います。

私が耳にした場面以外にも,きっとそれぞれの作業場所でこれに似た会話があったことでしょう。

今日の奉仕作業は,親と子と先生がともに汗を流し,ともに学校を作る作業であったと同時に,生徒の心を作ることにもつながってくれたかも‥‥と,嬉しい気持ちで終えることができました。

お忙しい中を鹿児島市や鹿屋市など遠い所からも参加してくださった保護者の皆様,暑さに負けず頑張ってくれた生徒諸君,準備段階から取り組んでくれた教職員の皆に,たくさんの感謝を申し上げます。

さて,いよいよ9月9日(土)は第70回体育祭です。生徒がそれぞれに精一杯頑張る姿が見られます。どうぞ見に来て,応援してくださいますようお願いいたします。